対面の広場Learn Spot

「対面の広場」は、『対面の像』を中心に、細井(ほそい)平洲(へいしゅう)先生と上杉(うえすぎ)鷹山(ようざん)公の師弟を顕彰するとともに、ふたりの関係から姉妹都市となった東海市と米沢市の交流発展を願うものです。
細井平洲先生は享保13年(1728)、尾張国知多郡平島村(現在の東海市荒尾町)に生まれ、江戸に出て嚶鳴館(おうめいかん)の塾を開いて、多くの人材を育てました。諸大名からも招かれ、経世済(けいせいさい)民(みん)〔世を経(おさ)め、民を済(すく)う〕のしっかりした考えによって、時代に大きな影響を与え、江戸時代最大の学者といわれています。
なかでも、米沢藩(今の山形県米沢市)の藩主上杉鷹山公との師弟のあいだがらは、世の模範としてたたえられました。平洲先生の教えを受けた鷹山公は、その教えを実行して、藩政改革を成しとげて、名君とたたえられました。
尾張藩に仕えていた平洲先生は、寛政8年(1796)、69歳のときに招かれて米沢を訪れ、鷹山公(46歳)と再会しました。『対面の像』は、その情景をあらわしたものです。
同じ像が米沢市の普門院にも建てられており、『敬師の像』として大切にされています。
対面の像については、芸術劇場2階の嚶鳴広場でも紹介しています。
施設情報
住所 | 東海市大田町後田(太田川駅西側) |
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駐車場 | 公共駐車場もしくは、東海市芸術劇場駐車場をご利用ください |